かつて Microsoft は「1 つの時代の終わり」と題して、
ウェブブラウザでの Flash のサポート終了を発表しました。Chrome(バージョン 76 以降)、Microsoft
Edge、FireFox 69 では、Flash がデフォルトで無効になっています。そして、Google
検索のインデックス登録でも、Flash が除外されることとなりました。
Flash
は、動きがなく平板な印象だったウェブページに、リッチなアニメーション、メディア、アクションをもたらしました。豊かな表現が可能なテクノロジーであったため、多くのクリエイターが刺激を受け、ウェブ上で新しいコンテンツを生み出してきました。Flash
はあらゆるサイトで利用されてきたとも言えます。Flash コンテンツを再生する Flash ランタイムは、
2013
年の後半だけで 5 億回インストールされました。
私の息子が Flash
ゲームをやめられなくなって、妻に叱られていたことを思い出します。息子はしぶしぶゲームをやめましたが、今度は Flash
が舞台を降りる番になりました。
Google 検索では、今年中に Flash のサポートを終了する予定です。ウェブページに Flash
コンテンツが含まれている場合、Google 検索では Flash コンテンツが無視されることになります。単独の SWF
ファイルは、Google
検索でインデックス登録されなくなります。ただし、ほとんどの場合、この変更はユーザーにもウェブサイトにも影響しないはずです。
Flash はウェブの発展に大きく貢献しました。その遺産は
HTML5
などのウェブ規格が引き継いでいくことでしょう。
Jalgayo /tʃɑlˈgɑjɔ/(韓国語で「さようなら」)、Flash。
Posted by Dong-Hwi Lee, engineering manager, Google
Original version: Official Google Webmaster Central Blog [EN]: Goodbye, Flash