Google ではほぼ毎日、検索結果を改善するための変更をリリースしています。大半の変更は目に見える変化を伴わない場合が多いですが、これらを積み重ねることで、日々検索の改善に取り組んでいます。
時には、皆様がはっきりと変化に気づくようなアップデートを行う場合もあります。ウェブマスターやコンテンツ プロデューサーなどの皆様が対応したり措置を講じることができる実用的な情報がある場合、Google ではそのようなアップデートを周知しています。たとえば「Speed Update」を実施した際には、その数か月前から事前通知とアドバイスを公開しました。
Google では年に数回、検索アルゴリズムとシステムに重要かつ大規模な変更を加えており、このような変更を「コア アップデート」と呼んでいます。コア アップデートは、全体として、関連性が高く権威あるコンテンツを検索ユーザーに提供するという Google の使命を果たすために行われます。また、コア アップデートは Google Discover に影響する場合もあります。
コア アップデートは広範囲に変化や影響が現れるため、Google ではその周知を図っています。一部のサイトでは、コア アップデート後に掲載順位が下がったり、逆に上がったりすることがあります。掲載順位が下がった場合はサイトを修正しようと思うかもしれませんが、間違った修正を行わないように注意してください。場合によっては、まったく修正の必要がないこともあります。
ページに問題がなくても、コア アップデート後にパフォーマンスが低下することがあります。こうしたサイトは、ウェブマスター向けガイドラインに違反したわけでも、手動またはアルゴリズムによって違反に対する対策が取られたわけでもありません。実際のところ、コア アップデートには、特定のページやサイトを対象とした変更はありません。コア アップデートの変更は、コンテンツ全体に対する Google のシステムの評価方法を改善するために行われます。この変更により、過小評価されていたページのパフォーマンス向上も見込めるようになります。
コア アップデートの影響を理解するには、例えば 2015 年に作成した映画トップ 100 のリストを想像してみるのがよいでしょう。2015 年からしばらくたった 2019 年では、リストを更新する必要があります。リストが変更されることは自然なことです。以前は存在しなかった新しい素晴らしい映画がいくつかトップ 100 に加わるかもしれません。評価が見直され、以前よりも高い順位にランクインする映画もあるかもしれません。
リストが更新され、以前は高い位置にランクインしていた映画のランクが下がったとしても、その映画が悪いわけではありません。それは単に、その映画よりも高い評価を得た映画があったというだけのことです。
これまで説明したとおり、コア アップデート後にページの掲載順位が下がったとしても、そのページに修正すべき問題があるとは限りません。それでも、コア アップデート後に掲載順位が下がった場合は、何かする必要があると感じるかもしれません。そのような場合は、できるだけ優れたコンテンツの提供に集中することをおすすめします。Google のアルゴリズムでは、コンテンツの品質に基づいて掲載順位を決定しているからです。
まずは、コンテンツの品質を自己評価する方法に関して Google が過去に提示したアドバイスを再確認しましょう。Google では、今回このアドバイスを更新し、コンテンツを自己評価するための新しい質問を追加しました。
これらの質問を自分自身に問いかけるだけでなく、あなたのサイトと無関係な信頼できる第三者に正直に評価してもらいましょう。
また、掲載順位が下がった場合、その状況を精査することも検討してください。どのページが最も影響を受けたか、そしてどんなタイプの検索で最も影響を受けたかを調査しましょう。それらのページを詳しく調べることで、上記の質問に対してどのようにページが評価されたのかを理解できます。
最適なコンテンツに関するアドバイスを紹介するもう一つのリソースとして、検索品質評価ガイドラインをご紹介します。Google には、アルゴリズムが適切な検索結果を提供しているか検証し、知見を提供する品質評価者という役割が存在します。この品質評価者は、アルゴリズムに対する変更が正しく機能しているかを確認するのに貢献しています。
大事なこととして知っておいていただきたいのは、検索品質評価者はページの検索順位を制御できないということです。品質評価者のデータが直接ランキングのアルゴリズムで使用されることはありません。品質評価者のデータは、レストランにあるフィードバック カード(お客様アンケート)のようなものです。こうしたフィードバックを利用して、Google のシステムが機能しているかを確認しています。
品質評価者がどのようにコンテンツの品質を評価しているかを理解すれば、コンテンツの改善に役立てることができるかもしれません。そして、コンテンツを改善することで、Google 検索での掲載順位も改善される可能性があります。
品質評価者は、Google が E-A-T と呼ぶ基準に基づいてコンテンツが優れているかを判断するために特別な訓練を受けています。この基準は「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」を意味します。品質評価ガイドラインを確認することで、E-A-T の観点からコンテンツを評価して、検討すべき改善点を見つけられるかもしれません。
以下に、品質評価ガイドラインをアドバイスとして活用したサードパーティの記事を紹介します(リンク先はすべて英語となります)。
注意: 上記の記事へのリンクは特定の SEO 企業または SEO サービスを推奨するものではありません。このトピックに関して役に立つコンテンツを掲載している記事としてのみ紹介しています。
コア アップデートが実施された後によく寄せられる質問は、コンテンツを改善した場合、サイトの掲載順位が回復するまでにどれくらいかかるかという質問です。
大規模なコア アップデートは、数か月ごとに行われる傾向にあります。サイトがコア アップデートの影響を受け、その後にコンテンツを改善した場合、掲載順位が回復する可能性があるのは、次の大規模なコア アップデートのリリース時です。
しかし、Google では常に検索エンジンのアルゴリズムを更新しており、その更新には小規模なコア アップデートも含まれます。一般的に、小規模なコア アップデートは変化が見えづらいため、個別にお知らせすることはしていません。それでも、コンテンツの改善行われていれば、小規模なコア アップデートがリリースされたときにサイトの掲載順位が回復する可能性はあります。
サイトの所有者が改善を行ったとしても、掲載順位の回復が保証されるわけではありません。また、ページの掲載順位が検索結果で固定されたり、一定の掲載順位が保証されたりすることもありません。Google のシステムで常にページが上位にランキングされるようにするには、それに相応しいコンテンツが必要です。
Google のような検索エンジンは、人間とは別の方法でコンテンツを理解しているということを意識することも重要です。Google では、コンテンツに関して収集できるシグナルを探しています。そして、それらのシグナルが、人間が関連性を評価する方法とどれくらい相関しているかを確認しています。ページ間のリンクは、有名なシグナルの 1 つです。それ以外にも多数のシグナルが存在しますが、検索結果の信頼性を守るためにそれらのシグナルを公開することはしていません。
大規模なコア アップデートを公開する前には必ずテストを行います。前述の検索品質評価者からのフィードバックを収集するなどして、シグナルの重み付けが好ましいものであるかを確認しています。
もちろん、Google 検索の改善に完璧なものなどありません。Google がアップデートをし続ける理由はそこにあります。Google では多数のフィードバックを取り入れて、テストを積み重ね、ランキング システムを常に改善しています。Google のこの取り組みは、コンテンツの所有者が変更を行わなかったとしても、ページの掲載順位が将来回復する可能性があるということを意味します。何もしなくてもページの掲載順位が上がった場合、ランキング システムの継続的な改善によって、そのページのコンテンツの評価が高くなった可能性があります。
この記事で紹介したガイダンスが皆様のお役に立てることを願っています。また、ツール、ヘルプページ、フォーラムなど、Google ウェブマスターから提供されるリソースでは、優れたコンテンツに関する多くのアドバイスを確認できます。詳細はこちらからご確認ください。
nosnippet
max-snippet:[number]
max-video-preview:[number]
max-image-preview:[setting]
<meta name="robots" content="max-snippet:50, max-image-preview:large">
<p><span data-nosnippet>Harry Houdini</span> is undoubtedly the most famous magician ever to live.</p>
ほとんどの時間は、Google の検索エンジンは正常に動作しています。私たちは、ウェブを検索しているユーザーや、Google にインデックス登録されているサイトのウェブマスターに影響を及ぼすような、技術的な問題が起きないように尽力しています。同様に、検索エンジンの基盤となるシステムも、ほとんどの場合意図したとおりに動作しています。わずかな障害が発生しても、サービスの運用を担当するチーム以外はほとんどわかりません。ただし、複雑なシステムである以上、大規模な障害が発生することがあり、ユーザーとウェブマスターの双方に影響する可能性があります。
過去数か月の間に、インデックス登録システムで問題が発生し、インフラストラクチャの他の部分にも波及しました。できる限り迅速に状況の改善に取り組みましたが、ユーザーとウェブエコシステムに高品質のサービスを継続的に提供するという目標に反することになり、誠に申し訳ありませんでした。
その後、何が起きたのかを綿密に精査しました。その過程で得られたいくつかの教訓をここで皆さんと共有したいと思います。このブログ投稿では、発生した問題について詳細に説明したのち、今後同様の問題が発生した場合にどのようにみなさまにお伝えする予定でいるかを共有します。その上で、Google への問い合わせ方法ついてウェブマスターの方々に改めてお伝えします。
4 月に、インデックスに関する問題がいくつか発生しました。Google の検索インデックスは、ウェブからクロールした、ユーザーの質問に答えるのに有用と思われる数千億のウェブページを保持するデータベースです。ユーザーが Google 検索エンジンでクエリを入力すると、ランキング アルゴリズムが検索インデックスに登録されているページの中から、最も有益で関連性の高い検索結果を瞬時に見つけます。では、何が起こったのか、詳しく見ていきましょう。
はじまりは検索インデックスの一部が一時的に失われたことでした。「インデックスの一部が失なわれた」とはどういうことでしょうか。
基本的に、検索結果をユーザーに提供する場合、サービス速度を向上させるために、ユーザーのクエリは Google 検索サービスをサポートする最も近いデータセンターに「旅」します。ここで Search Engine Results Page(SERP)が生成されます。そのため、インデックスの構成に変更(一部のページの追加や削除、ドキュメントの統合、または他の種類のデータ変更)がある場合、対象となるすべてのデータセンターに変更を反映する必要があります。結果として、世界中のユーザーに、最新バージョンのインデックスから一貫したページが提供されます。
すべてのデータセンターで同一のインデックスを維持し続けることは簡単な作業ではありません。大規模なユーザー向けサービスの場合、まず 1 つのデータセンターで更新をデプロイし、関連するすべてのデータセンターが更新されるまで拡大していきます。慎重に扱うべきインフラストラクチャについては、数日間にわたってロールアウトを実施し、異なる地域のインスタンスにインターリーブすることもあります(出典)。
予定していた検索インデックスに対する変更を進めている最中の 4 月 5 日(金)にデプロイシステムの一部が破損しました。具体的には、一部のデータセンターでインデックスを更新しているときに、少数のドキュメントが誤ってインデックスから削除されてしまいました。これが「インデックスの一部が失なわれた」ということです。
幸いにも、Google のオンコール エンジニアが問題を即座に察知しました。これは、私たちがソーシャル メディア上で問題を認識し始めたのと同時でした(週末に Google に連絡してくれた皆さん、ありがとうございました!)。その結果、問題が察知されてからわずか数時間で、すべてのデータセンターの検索インデックスを以前の安定した状態に戻し始めることができました(Google では、このような事態に備えてインデックスのバックアップを保持しています)。
Google は 4 月 7 日(日)に、この問題を認識しており、正常な状態に戻りつつあることを報告しました。データセンターのインデックスが徐々に安定した状態に戻りつつある中、Twitter での発信を続けました(4 月 8 日、4 月 9 日)。これは、4 月 11 日にすべてのデータセンターのインデックスが完全に元通りになったと確信できるまで続きました。
Search Console は、ウェブマスターが利用できる一連のツールやレポートであり、ウェブサイトの検索に関するパフォーマンスのデータにアクセスできます。たとえば、毎日のオーガニック検索結果における表示回数やクリック数、または検索インデックスに登録されているページ、未登録のページに関する情報を確認できます。
検索インデックスに上記の問題が発生した結果、Search Console でも不整合が見られるようになりました。これは、Search Console で表示されるデータの一部が検索インデックス自体から抽出されているためです。
基本的に、Search Console の個別レポートの多くは、専用データベースからデータを抽出しています。このデータベースの一部は、検索インデックスから取得した情報を使用して構築されています。以前のバージョンの検索インデックスに戻す必要があったため、Search Console データベースの更新も一時停止する必要がありました。これにより、一部のレポート(および URL 検査ツールなどの他のレポート)のデータが横ばい状態になりました。
問題が発生した検索インデックス全体のロールバックに数日かかったため(上記の説明を参照)、インデックス登録の問題が修正された数日後まで Search Console データベースの修正に取り掛かることができませんでした。Google は 4 月 15 日に、Search Console に問題があり、修正に取り組んでいることをツイートで明らかにしました。修正が完了したのは 4 月 28 日(レポートで新しいデータの収集を再開した日。上のグラフを参照)でした。4 月 30 日には Twitter で問題が解決したことを報告しました(ツイート)。
Google 検索は数多くのシステムで構成されており、それぞれが別のシステムと密に連携しています。問題が同時期に起きた場合そこには因果関係があることが多いですが、場合によっては同時期に直接関係のない複数の問題が発生することもあります。
たとえば今回のケースでは、上記で説明したインデックス登録の問題とほぼ同時期に、新しい Google ニュースにおける最新のコンテンツの収集に関する問題が短時間発生しました。さらに、ページのレンダリング中に、特定の URL が Googlebot を他の無関係なページにリダイレクトし始めました。この問題はインデックス登録の問題とは関係ないもので、すぐに解決することができました(ツイート 1、ツイート 2)。
数週間の間に行った(これまでご紹介してきた)ソーシャル メディアを使用した報告に加え、2 つの別チャネル(Search Console と Search Console ヘルプセンター)でウェブマスターに詳細を説明しました。
Google は、問題を完全に特定した後、Search Console のデータの異常に関するヘルプページを更新しました。このページは、多数のウェブマスターに影響が及ぶ場合に、データ破損に関する情報を Search Console サービスに伝えるために使用されます。
すべてのユーザーがソーシャル メディアや外部のヘルプセンター ページを読むわけではないので、Search Console レポートにアノテーションを追加して、データが正確でない可能性があることをユーザーに通知しました(下の画像を参照)。この情報は、問題が解決した後に追加したものです。[詳細を見る] をクリックすると、ヘルプセンターの「データの異常」ページに移動します。
問題が発生した場合、Google には「事後分析」の文化があります。障害に関して報告するドキュメントを作成し、同じ問題が今後発生しないよう努めます。プロセス全体について詳しくは、Google サイト信頼性エンジニアリングのウェブサイトをご覧ください。
4 月のインデックス登録の問題をきっかけに、大規模なシステム障害が発生した場合にウェブマスターに明確に伝える方法を事後分析に含めました。主な決定事項は次のとおりです。
上記のコミットメントは、今後起こり得る同様の状況に備えて、ウェブマスターに対し全体的な透明性を確保するためのものです。
5 月 22 日に別の問題が発生した際、新しいコミュニケーション方法を試しました。発生した問題は、特定の URL の処理中、予定されていたインフラストラクチャ アップグレードの後に重複管理システムのメモリが不足し、すべての受信 URL の処理が停止したというものです。
上記 の 3 つのポイントに加えて、コミュニケーションについて考慮した結果を時系列で示します。
8 月にも同様のインデックスの問題が発生しました。5 月 22 日の時と同じように、みなさんに問題の発生と問題解決に取り組んでいることをお伝えするツイートを行い、問題が解決した際にもツイートしてお知らせしました。
この投稿により、Google のシステムの複雑さと、時にはシステム障害が発生する事を知っていただけたことと思います。また、問題が発生したときに Google がどのようにお知らせするかをご理解いただく一助となれば幸いです。ただし、この投稿ではシステムの広範囲にわたる障害に焦点を当てていますが、ほとんどのウェブサイトにおけるインデックス登録の問題は、個々のウェブサイトの構成に原因があります。構成によっては Google 検索が対象のウェブサイトのインデックスを適切に登録できない場合がありますので、ご留意ください。そのような場合、ウェブマスターは Search Console やヘルプセンターを使用して問題をデバッグすることができます。デバッグした結果、自身のサイトの問題ではないと考えられる場合、または解決方法がわからない場合は、Google や Google コミュニティまでご連絡ください。いつでもお待ちしております。Google に問題を報告する方法は次のとおりです。