これまで、
ウェブマスター ツールで報告されている
クロール エラーに関して、ウェブマスターの皆さまの間に混乱が見られることがありました。今回の改善は、この点をより明確にし、エラーの診断をより容易にするものです。従来報告に表示されていたのはリダイレクト元の URL でしたが、この変更により、リダイレクト先の、実際にエラー コードを返している URL が表示されるようになります。
一例を見てみましょう:
A は B にリダイレクトしていますが、B はエラーを返しています。リダイレクトの種類やエラーの種類自体はここでは重要ではありません。
これまで、ウェブマスター ツール上では、URL A の方をクロール エラーとして表示してきました。これからは、表示されるのは URL B の方になります。これにより、表示されているクロール エラーの診断がより容易になるでしょう。
cURL やオンラインの
サーバー ヘッダー チェッカーなどのツールを利用して、URL B から実際にエラーが返されていることを確認することができます。
この変更が、全体のエラー数に影響を与える場合もあるでしょう。あなたのサイトが新しいドメインに移行した場合、リダイレクトが正確に行われていれば、これらのエラーは新しいドメインのウェブマスター ツールでのみ確認することができるようになります。これにより、全体のエラー数が大きく変化する可能性があります。
この変更が、クロール エラーの診断をより容易にすることを願っています。気づいていなかったエラーが発生していたら、ぜひ直してあげてください。この記事に関するコメントやご質問は、
ウェブマスター ヘルプ フォーラムまでお寄せください。
Posted by John Mueller, Website Error Analyst
Original version: Changes in crawl error reporting for redirects