多言語、多地域向けのウェブサイトのホームページは、リダイレクトや訪問したユーザーの表示言語に合わせてコンテンツを変更する方法で、ローカライズされたページをユーザーに表示するよう設定している場合があります。この記事では、Google のアルゴリズムでこうしたホームページを認識できるようにする新しい rel-alternate-hreflang アノテーションについてご紹介します。
具体的には次の例をご覧ください。ウェブサイト example.com には、次のように世界各地のユーザーを対象としたコンテンツがあります:
この場合、ウェブマスターは
サイトマップ または HTML リンク タグで
rel-alternate-hreflang を使用して、次のようにこのページ セットにアノテーションを付けることができます:
<link rel="alternate" href="http://example.com/en-gb" hreflang="en-gb" />
<link rel="alternate" href="http://example.com/en-us" hreflang="en-us" />
<link rel="alternate" href="http://example.com/en-au" hreflang="en-au" />
<link rel="alternate" href="http://example.com/" hreflang="x-default" />
新しい属性値 x-default hreflang では、このページが特定の言語や地域を対象としておらず、他に適切なページがない場合にデフォルトで表示するページであることを Google のアルゴリズムに知らせることができます。たとえば今回の例では、フランス語を使う全世界の検索ユーザーや、英語を使う google.ca の検索ユーザーに対してはこのページ(http://example.com/)が表示されることになります。
このアノテーションは、検出されたユーザーの現在地や Accept-Language ヘッダーに基づいて動的にコンテンツが変化するホームページにも適用できます。こうしたページには対象としている特定の言語や地域がないため、そのことを x-default hreflang 値により Google のアルゴリズムに知らせることができます。
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Posted by Pierre Far, Webmaster Trends Analyst
Original version: Introducing "x-default hreflang" for international landing pages