ウェブマスター向け公式ブログ
Google フレンドリーなサイト制作・運営に関するウェブマスター向け公式情報
サイトの制作や集客を外注しているサイトオーナーのみなさまへ
2012年6月4日月曜日
「私たちのサイトが突然、検索でほとんど表示されなくなってしまいました。ところが私たちは何も心当たりがないのです。調べてみたところ、サイトの制作を依頼していた会社が勝手に行った施策が『ウェブマスター向けガイドライン』というものに違反していたことが原因だったとわかりました。」
このように、サイトオーナーの気づかぬうちに
Google の ウェブマスター向けガイドラインの「品質に関するガイドライン」
違反となるような施策が行われ、ガイドラインに違反してしまったケースが最近増えているようです。あまりウェブに詳しくないサイトオーナーの方や、まだ経験の浅いウェブマスターの方々にはウェブスパムの存在やウェブマスター向けガイドラインの存在を知らない方も多く、その結果、気づかぬうちに Google のウェブマスター向けガイドライン 違反となるような施策が行われ、ガイドラインに違反するという状況が数多く見られます。
こうしたケースは特定の業者のみによるものではありません。そこで今回は、みなさまがこのような事態に陥らないよう、そもそも Google がなぜ「品質に関するガイドライン」を作成したのかというところから、どうすれば冒頭のような事態を避けられるかまで、ご説明したいと思います。
ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)とは
Google 検索が目指しているのは、Google の創業者で現 CEO のラリー ペイジが紹介している通り、「
(完璧な検索エンジンとは、)ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致するものを返すエンジン
」です。Google はこうした検索エンジンを目指し、日々改善を重ねています。一方で、ウェブマスターや SEO 業者の中には、自身のサイトの掲載順位を上げるためにユーザー向けに内容を改善するのではなく、実際よりも良いサイトであると検索エンジンに対して偽装をしたりなどして、検索エンジンを騙すことでランキング操作をしようとする人達がいます。これらの手法は“ブラックハット SEO” や “ウェブスパム” と呼ばれています。このようなサイトを放置しておくと、ユーザーにとってほとんど価値のないページや本来上位に表示されるべきでないページを検索結果として表示することになり、検索エンジンの品質が低下してしまいます。そこで Google はユーザーの利便性を守るため、ウェブマスター向けガイドラインの品質に関するガイドラインでこのような検索エンジンを欺く不正行為を示し、このガイドラインに違反した場合は検索結果においてユーザーの目に触れにくくなるようアルゴリズムまたは手動によるスパム対策を実施させて頂く場合があることをあらかじめ公開し、それを遵守するようお願いしています。
※ブラックハット SEO と呼ばれる手法には様々な種類があり、例えば機械的に作成され、
日本語として意味を成さないテキストで構成されたサイト
や、アフィリエイトリンクだけで構成された、ほとんど
何のオリジナルな情報もないサイト
、そして
誘導ページ
や
有料リンク
などがあります。
気づかぬうちにガイドライン違反とならないために気をつけたいポイント
それではこのような事態にならないためにはどうすればいいでしょうか。上のケースでは、サイト制作を依頼していた業者が何の説明もなく行なっていた悪質な施策により、ガイドライン違反となりました。この他にも、事前に SEO 施策について伝えられたものの、それがガイドラインに違反する手法かどうかについて説明がなされないようなケースなどもあるようです。そこで、このように外部の業者を利用する場合にガイドライン違反にならないよう気をつけたいポイントをご紹介します。
ウェブマスター向けガイドラインの品質に関するガイドライン
に目を通しておく
SEO 業者は慎重に選ぶ
ヘルプ記事「
SEO が必要なケース
」には、SEO を発注する際の注意事項や SEO 業者に確認すべき質問の例がまとめられています。SEO 業者の中には高度な専門性を有し、ガイドラインを熟知した信頼出来る所もあれば、ガイドライン違反の手法を提案する所もあるようです。この件についてはウェブマスターヘルプフォーラムでも
関連スレッド
がありますので、よく分からない点などありましたらぜひご質問いただければと思います。
ウェブマスター ツールを常にチェックする
外部の業者に発注している場合でも業者に全て任せてしまうのではなく、ご自身で常にサイトに何か問題は発生していないか目を光らせることは重要です。このような場合に役立つのが、
ウェブマスター ツール
です。例えば、
ガイドライン違反の通知はウェブマスター ツールに届きます。外部の業者にすべて任せるのではなく、必ずアクセスできるようにすることを強くお勧めします。また、この通知は登録している
メールアドレスへ転送する
ことが可能ですので、ウェブマスターツールにアクセスしていないときでも、何か通知を受け取った場合にはそれを知ることができます。
「
サイトへのリンク
」で外部のサイトからのリンクをチェックできます。何かリンク操作が行われているかどうかなどはここで確認することが可能です。
ガイドライン違反の通知が届いた場合の対処方法
ウェブマスター向けガイドラインに違反した場合、
多くの場合 Google からメッセージをお送りしています
。ガイドラインに違反してしまった場合、SEO 施策にどんなにお金を払っても期待される効果は望めなくなってしまいますので、ガイドライン違反の通知が届いた場合には、違反箇所をすべて修正し、どのような対処をされたか、修正箇所を列挙するなど細かく記載した
再審査リクエスト
をウェブ マスターツール経由で送ってください。SEO 施策などを外部に依頼していた場合は、依頼していた会社にどのような施策をしたのか、確認してみてください。ときおり途中経過をお送りいただくことがありますが、途中経過で違反が解除されることはありませんので、すべて修正した後にお送りください。
私たちは、Google 検索が少しでもみなさまのお役に立てるよう今後も改善を重ねていきます。
ご意見・ご感想は、
ウェブマスター ヘルプフォーラム
までお寄せください。
※ 2015/9/25 追記
文言の調整を行いました。
Posted by Takeaki Kanaya, Search Quality Team
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